教育

学校形式:5−3−2制

1.就学前教育:3〜6歳の子供を対象に幼稚園が存在するが、ほとんどの幼稚園は私立で都
市部に集中している。近年はEarly Childhood Development(ECD)として公立学校でも注目を
集めている。

2.初等教育:6〜11歳までの5年間が初等教育対象年齢とされている。学校数は約25,000校
と、数としては十分に足りているとされている。義務教育として法律に規定はされていないが、
国際的な目標「万人のための教育」(Education For All)目標のもとで全ての子どもに初等教育
をという政策が推進されてきた。授業料の無償化、教科書の無償配布、また地域によっては
学校給食も実施されてきた結果、就学率が9割前後まで到達してきた。しかし、アクセスに重点
を置くあまり、質がおろそかにされてきた。全国テストの結果、すべての科目において平均点
以下であることが報告されている。
学習する主な科目:ネパール語、英語、数学、社会、体育、芸術

3.中等教育:中等教育は前期と後期に分かれており、11〜14歳までの3年間が前期中等教
育対象で14〜16歳までの2年間が後期中等教育対象とされている。特に、後期中等教育に重
点が置かれている。後期中等教育修了のためには学校卒業試験(School Leaving Certificate:
SLC)が必要となっている。SLCは職を得るための最低条件になっていることも多く、SLCの点
数が高等教育へいく基準点(理科系にいくために6割以上の点数が必要)ともなっているので
大変重要視されている。
中等教育で学習する主な科目:ネパール語、英語、数学、理科、社会、体育、環境
  

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